投資の世界では、損切という行為が必要不可欠だといわれています。今回は、そんな常識についてもう一度考えてみました。
この記事を読むべき(おすすめの)方
・株式投資でロスカットされた経験のある人
・為替FXでロスカットされた経験のある人
・暗号通貨FXでロスカットされた経験のある人
逆に、ロスカットの経験がない方は、お金のありがたみや、リスクをとることの危険性を身をもって知らない可能性が高いので、あえてリスクをとってロスカットされてからこちらの記事に戻ってきてもいいかもしれません。
ロスカットの経験がなく、「これからも絶対ロスカットは嫌だ!」という方にはもってこいの記事かもしれません。
損切りが必要な投資とは?
為替FX
為替FXはレバレッジをかけて自分の資金以上の取引を可能にする投資方法です。投資というより、投機です。
FXをやっている以上は、その性質上、自分の資金が0になる可能性(もしくは、0円になる前に自ら損切りをする)があります。
それを避けるためには、自分の資金がマイナスになることを受け入れて、涙を飲んで損切りする行為が必要になってきます。
私ももう5年以上FXトレードをやっているので、何度も経験してきました。
株式投資
こちらも、FXと同様に「信用取引」という制度があり、自分の資金以上の取引をすることができます。株式投資の信用取引では、資金が底をつくと、期限以内に余力(資金)を補充しないと、強制ロスカっととなり、損失確定後の資金が0円になります。
株式投資で人生を破滅させている方を見かけたことがあるかもしれませんが、その多くがこの信用取引に手を出しています。
もちろん、株式投資は「現物取引」という取引形態があるので、こちらを選択していれば、自分の資金が0円になる(もしくは借金地獄…)みたいな自体は避けることが可能です。しかし、こちらの投資法でも、いづれかのタイミングで損切りが必要になってくる場面はあります。
仮想通貨(暗号通貨)投資(FX)
いま流行している暗号通貨投資でも、多くの損切りが発生しています。
私自身も、何度も(3回)ロスカットされてしまいました。合計損失額は恐ろしいです。
こちらも、今は国内の取引所ではレバレッジが2倍に設定されていますが、昔は4倍(それ以上の時代もありました)のレバレッジをかけることができていたため、仮想通貨のボラティリティの高さと相まってロスカットする方は少なくありませんでした。
不動産投資
不動産投資は自分でしたことはないのですが、プロ並みの知識とそれなりの資金、運が必要と判断し、今の自分にはリスクが高すぎると感じるので手を出していません。
こちらも、購入した物件を赤字のために第三者に売却する場合は、損切りとなります。
損切りの必要がない投資法とは?
①暗号通貨を使用したデルタニュートラル
これは私のブログでよく紹介している手法です。
過去の成績や詳しいリスクについては、こちらの記事を参考までに。
デルタニュートラル戦略は私の認識では、リスク小(極小)ともいえる手法の一つです。
月利換算にして、1%~望めます。
1,000万円でデルタニュートラルを組むと、1か月で10万円~の資産が生まれることとなります。
これがセルフベーシックインカム大きな柱の一つとなります。
②クロス取引
これはデルニュー並みにリスクは低いと感じています。
株式投資における手法の一つですが、「つなぎ売り」とも呼ばれております。
株式を保有した状態で、同数の信用売りをすることで、株式優待のみを少ない手数料で得られるようにする手法です。
こちらもだいたい月利回り0.8~1%程度が狙える計算となっています。
500万円でつなぎ売りすると、だいたい月に3万円くらいの資産を節約?することができるのではないでしょうか。(お金ではなく、株主優待をもらうので、このような書き方になってしまいます。)
③為替FXのサヤ取り
こちらもリスクとしては大きくない手法です。
トルコリラや南アフリカドルを利用し、取引所間のスワップ差益を狙う手法となっています。
利回りはデルニューと同様に変動するのですが、税引き後7%~8%を狙っていこうと思います。
月利回り換算すると、3万円ほどとなっています。
ローリスク・ミドルリターンを狙え!
投資の世界では、「ローリスクローリターン」「ハイリスクハイリターン」という言葉がはびこっています。
私は、そうではないとおもっています。
「ローリスクローリターン」「ハイリスクハイリターン」が適用されるのは、知識の無い初心者です。そういった方は、だいたいリスクをとっても、最終的にロスカットされて、リターンの部分まですべて持ってかれます。
誰に持っていかれるかというと、上で紹介したようなローリスクミドルリターンの投資をしている人か、ハイリスクハイリターンの投資をしている方の一瞬の含み益です。
知識があって、資金力のある人は、確実にローリスクミドルリターンを狙えます。