デルニューのドル円ヘッジとは?
デルニューを構築中の皆さん、クリプトの価格変動によるリスクは0ですが、ドル円の変動によるリスクはもろに受けていることにお気づきでしょうか?
資産の確認ページから自分の資産を確認すると、価格が少しづつ増えたり減ったりしていませんか?
これは、ドルの変動によるものです。
最近は円安の恩恵でドルに対する円の価値が上昇していました。
その結果、資金調達以外の要因による(見かけ上の)資産の増加が認められました。
しかし逆に、円高方向に進むと、ドルから見た円の価値は減ってしまうことになります。
ここで、さらにこの変動すらもなくしてしまおう!というのがドル円ヘッジです。
「別に円の価値が下がろうと関係ない!ドルのまま持ち続けてやる!」といった方には必要ありませんが、「日本で暮らしているし、いづれ日本円に変換するのであれば、円の価値は保ちたい」といった方には、このドル円ヘッジをすることをお勧めします。
なるべくわかりやすくしたいと思います!
【円安】
デルニュー口座→資産【増加】
【円高】
デルニュー口座→資産【減少】
こちらのリスクを、今回は抑える方法を紹介していこうと思います。
ドル円ヘッジのやり方
これは、為替FXを利用します。
今回は、資金1,000万円でデルニューしているとします。
デルニューは、基本的に「ドル」で行っていますので、円安が進めば(ドル円が上昇すれば)、総資産は円に対して増加します。なので、今回のドル円ヘッジでは円高方向にデルニュー口座の1,000万円と同額のポジションを組みます。
ここでいう円高方向とは、「ドル円ショート」です。
FXになじみのある方は、すぐに理解いただけるかと思います。
1,000万円のデルニューに対してドル円ヘッジをしたい場合は、50万円ほどの証拠金を為替FX口座に入金します。(この場合最低金額は40万円ですが、40万円で1000万円のポジションをもつとすぐにロスカットされてしまう危険性があります。資金は少し余裕を持たせるのがおすすめです。
別に20万円の証拠金で500万円のヘッジを行っても、ドルの変動リスクを半分に抑えられるので、まあまあいいかと思います。
デルタニュートラルにおけるドル円ヘッジの注意点
もし、さらに円安が進むことがあれば、FX口座の方はロスカットの危険性が出てきますので、資金を補充する必要があります。
この場合、ドル円のポジションでは含み損が広がっているように見えますが、デルニューしている口座ではその分の資産が増えているはずですので、この状態が、「ヘッジ」となります。
逆に、円高が進むとドル円のポジションは含み益になり、デルニューの口座では円安の分の資産が減少します。
また、当然ヘッジには証拠金が必要になりますので、デルニューの資金効率が少し落ちる可能性もあります。(この場合、50万円の資金がヘッジに使われるため)
・資金の補充が必要になるかもしれない
・ヘッジ用の資金が必要になり、資金効率に影響する可能性がある
これらの点に注意していただくことで、デルニューをさらに固いものに出来るかもしれません。